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INFINITE JUDGE〜第3話〜

 

 

 

「「変な形ですね。」」

俺と耕介さんの声がはもる。俺達が乗る戦艦ナデシコを見た第一印象がそれだった。すくなくとも俺のいた時代にはこんなものはなかったし、こっちに来てからこの世界の武器や兵器についても少し調べてみたが、こんな形をしているものはなかった。

「いや、これは手厳しい。しかし、こうみえてもこれは数々の新技術を搭載した最新鋭艦なんですよ。ディストネーションやグラヴィティブラストなど・・・・」

プロスさん(こう呼べと言われた)が話を続ける。聞いた所、確かに性能は凄いようである。

「それでは、中に御案内しましょう。」

そう言われて戦艦内に搭乗する。そして、途中格納庫らしき場所にたどり着いた。そしてそこには何故かピンク色の人型の機械があった。

「これは人型兵器、ロボットか?」

耕介さんがわずかに驚いた声をあげる。俺も驚いた。俺達の世界ではようやく2足歩行が実現したばかりだというのにこんな物まであるとはさすが未来の世界だ。まあ、俺達の世界にもノエルのように例外的なものも存在するが。

「ええ、これは我が社が誇る新兵器、エステバリスです。」

プロスさんが自信満々に言う。

「エステバリス・・・。凄いですね。」

耕介さんは素直に感心しているようだ。

「ええ、そうでしょう。それはともかく、そろそろ次の場所に行きましょうか?」

「そうですね。それじゃあ、行きましょうか。」

そして、俺達は俺達の職場である食堂へと移動した。

「おや、プロスさんかい。お、その2人は今日来る予定の新人かい?」

そこに居た年齢不詳の女性(何歳だかまったく見当がつかない)が俺達の方を見て言う。

「ええ、この二人が新しくここで、働く事になったコックの槙原耕介さんと調理補助の高町恭也さんです。槙原さん、高町さん、こちらがここの料理長ホウメイさんです。」

プロスさんに紹介され、俺達も改めて挨拶をする。

「はじめまして、コックの槙原耕介です。専門は一応洋食ですが、和洋中と一通りはできます。」

「ウェイター兼雑用係の高町恭也です。よろしくお願いします。」

「ああ、こちらこそ、よろしく。頼りにしてるよ。」

と、一通りの自己紹介をすませた。

「そういえば、他に食堂で働く人はいないんですか?いくらなんでもこれじゃあ少ないと思うんですけど?」

そこで耕介さんがふと思いついたようにプロスさんに尋ねる。それは俺も疑問に思っていた事だ。戦艦のサイズからして乗組員の数はかなり多いはずだ。どう考えてもこの人数ではまかないきれないだろう。

「ええ、他に調理補助を5人雇ってありますから、その辺は心配なさらないでください。もう、そろそろ来るはずなんですが・・・」

噂をすれば、何とやら。それらしき5人の女性がやってきた。年は皆、俺と同年代といったところだろう。

「あー、あの人かっこいい!!」

「私はあっちの人がいいな。頼りがいのありそうな優しい大人の男性って感じで。」

5人の女性は俺と耕介さんを見てなにやら騒いでいる。そして、そのうち一人の女性が前に出て俺達に声をかけてきた。

「あのー、貴方達もここで働くんですか?」

「そうだよ、俺はコックの槙原、あっちはウェイター兼雑用係の高町恭也君。」

「恭也です。よろしくお願いします。」

耕介さんがにっこり笑って挨拶する。俺も出来る限り笑顔を浮かべて挨拶した。

「きゃー!職場にこんなかっこいい人達がいるなんてラッキー!」

「ここに転職決めて正解だったね。」

女の子達が再び騒ぎ出す。一体何をそんなに喜んでいるのだろうか。俺は不思議に思う。

「あ、そうそう自己紹介がまだでしたね。私はエリです。」

「あ、抜け駆けズルーイ。私はミカコです。」

「サユリです。」

「ハルミです。」

「ジュンコです。」

5人が自己紹介をしてくる。普通なら気おされそうな物凄い勢いだがが、そこはそれ、俺も耕介さんも伊達に高町家や、さざなみ寮で鍛えられていない。こういった状況は慣れた物である。

「ああ、みんなよろしくね。」

「「「「「はーい!」」」」」

5人の声が重なる。うーむ、元気のいい娘達だ。うちの家族にも負けてないな。

「さて、皆さん、自己紹介も済んだようですので、次は個室の方に案内しますよ。」

落ち着いた頃を見計らってプロスさんが声をかけてきた。俺達は頷く。

「それじゃあ、また後で。」

「それでは。」

俺達は彼女達に軽く挨拶をし、食堂を立ち去る事にした。

「あ、はーい、それじゃあね、高町さん、槙原さん。」

「またねー。」

そうして、彼女達に見送られ、食堂を後にした俺達はやがて部屋へとたどり着いた。

「契約書にも書かれていましたように部屋は士官クラス他、ブリッジ要員の方以外は全て相部屋になります。槙原さんと高町さんは同室でよろしいですか?」

勿論俺達に依存はない。どうせなら気心が知れた相手の方がいいに決まっている。

「それでは、この部屋になります。今日は特に仕事もありませんのでこの後は自由にしてくださって結構ですよ。あ、これがカードキーで。」

そういってプロスさんが一枚ずつさしだしてきたカードを受け取る。

「はい、どうもありがとうございます。」

俺達は礼を言うと、部屋に入り一息ついた。

「結構、悪くない職場だったね。うまくやっていけそうかな。」

「そうですね。それにしてもさっきの娘達、元気な娘達でしたね。うちを思い出しますよ。」

「はは、俺もだよ。」

そんな談笑を話し始めた時だった。突然警報が鳴り響いたのだった。

 

 

 

 

(後書き)

ちょっと、歯切れの悪いところですがここで区切っておきます。次回辺りはルリとかその辺の人気キャラも出てくる予定です。ホウメイガールズは書くのが難しい・・・・。後、ここまではすべて恭也の一人称できてますが、話によって耕介の一人称や三人称に変えるかもしれません。

 



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