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はじめに

この話はとらハとパトレイバーの合作した話です(^^;

それでも構わないのならぜひ読んでください

ちなみにレイバーとは人が操縦する全高8m 全幅4.5mサイズのロボットです。主に建築関係に使われています。全国で約8000台のレイバーが稼動中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

Triangle Heart In Patlabor 〜第二話〜

『集合!!』

 

 

 

巨大歩行人型機械・・・・通称レイバー・・・・

建設、土木あらゆる分野に進出したが

それはレイバー犯罪という新たな脅威を生むきっかけとなった

 

警視庁はこれらに対抗するためにレイバーを使用した部隊・・特車二課を導入

 

 

ここにパトレイバーの誕生である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュン・・・・チュン・・・・・

今日も海鳴市は小鳥とともに朝を迎える

そして、この家もいつもの如く朝ご飯の支度をしている

 

 

PM7:00 さざなみ女子寮

るるるぅ〜♪海鳴〜♪おはよう〜♪海鳴〜〜〜

 

「テレビの前のみんな〜おはようございま〜す。朝の目覚まし腹時計の時間で〜す。先週から寒くなってお風邪をひいたからといって風邪薬とバイアグラを間違えてガブ飲みしてブッ倒れて病院に運ばれた江ノ頭さんのようなお笑いのタネにならないように気をつけましょうね〜。それではいつものトップニュースから・・・」

 

「俺は耕介〜♪君の仲間だ〜♪」

 

朝っぱらからとんでもない事を言うニュース番組を見ながら朝食を作っているさざなみ女子寮の管理人さん槙原耕介はいつものテーマソングを歌いながら今日も寮生のために朝食を作っている。

 

「おはようございます〜耕介さん」

この寮のオーナー兼槙原動物院院長の槙原愛が起きてきた。


「おはよう〜、耕介〜」

その娘のリスティも起きてきたが眠そうである。


「ああ、おはよう愛さん、リスティ」ニコッと笑い(なぜか歯もキラリ)ナベの火を弱めに調整する。


「・・・良い匂いだね野菜スープでしょ?」


「当たり!!よくわかったな・・」


「それは、耕介のご飯を食べ続けてもう7年かな・・ボクにとってはオフクロの味みたいに馴染んでるから・・もう匂いでわかるよ」

「サンキュウ♪当てた褒美に味見をしてくれるか?」

「Yes!」

「あはは、いいですね・・私も味見していいですか?」

「もちろん!・・はい、どうぞ・・」

小皿にスープの汁を入れ二人に渡す。

「おいしいですね〜」

「Good!」

「後、もう・・10分位でできるからちょっと寛いでて」


愛さんとリスティはそのままテーブルに座りテレビを眺める事にした。

 

「・・・ええ、次のニュースです・・海鳴第2ベイサイドホテル、海上遊園地とプラットフォームの建設工事にレイバーの導入により、レイバー犯罪に対して警視庁の特車隊導入が先日決定しました。しかし、海鳴市の公共建設委員会は特車隊の導入は返って犯罪をエスカレートの可能性や住民の周辺地区への被害が増える可能性があるのではいないかとの発表をしております次に・・・・・・・・」

 

「お仕事忙しくなりそうね・・リスティ・・」


「・・う〜ん、どうかなこれはボクの仕事の管轄外であると思うけど・・なんとも言えないな」


「特車隊の導入が被害に繋がるというのが気になるわね・・」


「その事もあって朝から会議に出席しなきゃいけないんだ・・・はあ〜、公務員ならわかるけどこっちはあくまでも民間の協力者なんだぞ・・」


「まあ、それだけリスティは信頼されているってことじゃないかな」

作業をしながら耕介は言う

「だといいんだけど・・それにしても、特車隊のイメージがこのままだとここに配属されるやつは気の毒だな」





同時刻 成田空港行き飛行機内




「ひさしぶりの日本だな〜フィアッセと高町家のみんな元気にしているかな・・」

世界中を飛び回りアメリカでは大人気シンガーである人・・・『若き天才』アイリーン・ノアさんはひさしぶりの休暇を取り日本に帰るところである。

「とりあえず、空港に着いたらそのまま海鳴市に行って翠屋に行ってフィアッセを驚かしてシュークリーム10個買ってそれから、それから・・・・」


これからの休暇を楽しく模索しているところに・・・








ぶうえあっくしょん!!







「(oДo)!?」

豪快なくしゃみに隣で寝ていたマネージャーもびっくりして起きる。

「・・・今のくしゃみ・・アイリーン?」


「と・・とんでもない!私じゃないよ〜!」

マネージャーに疑われているところにアイリーン嬢の前席の人が立ち、クルッと振り向く。

「あはは・・驚かせちゃいましたか?・・犯人は俺です・・すいません・・」

申し訳なさそうに少し笑いながらペコリと頭」を下げる大くしゃみの本人。

「あははは・・いいですよ、気にしないでください」

マネージャーに代わって笑顔で答えるアイリーンさん。

大くしゃみした犯人は軽く会釈して席に座る。


「ごめん・・アイリーン考えてみればあんな大くしゃみを人気シンガーがするわけないよね」


「まあ、疑いがはれたからもういいよ、それにしてもさっきの人・・だれかに似てたような気が・・・」







さっきの人


「はあ〜、我ながらなんちゅう・・くしゃみだ自分でも驚くな・・」

彼の名は御榊真也・・ニューヨーク市警レイバー隊の研修の任を解かれ、日本に帰国するところである。

「後ろの人に迷惑をかけてしまった・・・それにしても後ろの青い髪の人どっかで見たことがあるような・・まあ、いいか日本までは後もうちょい先だし・・寝よう・・・グ〜」








海鳴市藤見町 高町家






ちょうど、その頃・・・高町家では朝食を摂っていた。

「う〜ん、磯辺焼きなんてひさしぶりよね〜」

「えへへ・・やっぱり、この焼きたてと醤油かげんがいいですよね」

今日は、晶が当番であった昨日の『みくにや』の特売セールで餅を5袋買っていたのである。

「晶〜もう餅焼けたとちゃうんか?」

「お〜・・そうだな」

再び台所に戻る晶。

「うちも手伝ったたるありがたく思いくされ」

「あーうれし・・あーりーがーと」

「全然誠意が感じられへんな〜そういう訳でおサルの分はうちが食ったるから安心してどんどん餅屋焼いたれ!」

「どういう理屈だバカ・・さっさと手伝え!」

「二人とも〜そこまで〜」いつもの如くなのはの仲裁が入る。

その声で二人としてさっさと作業に入る。

「え〜と、まだ餅食べる人いますかー?」

「はーい!桃子さん、後もう2つちょうだい♪」

「私も2つ♪」

「全部だ」

「お兄ちゃん・・それ欲張りすぎ!」

今日も高町家の朝食はにぎやかであった。しばらくして桃子さんとフィアッセは仕事に行き、晶は稲荷山で友達の瑞野ちゃんと釣り勝負に出かけた美由希は図書館に行き、その後で那美さんとショッピング、家に残っているのはレンとなのはと恭也であった。

「さてっと・・・これからどうするかな」

朝食をすました恭也は今日の日をどのようにすごすか考えていた。

「稽古をするにしても美由希は出かけているし・・翠屋はアルバイトの人が入ってるし・・トレーニングをするにしてもフィリス先生の言い付けは守らなくてはいけないし・・盆栽は今朝手入れしたばかりだ・・・むう・・」

暇・・それは一日という道路の一時停止・・・気づけばやることがなく立ち止まりしばらくその場で模索し、一日を無駄に過ごしてしまう・・・それ故、人は有意義に過ごすために何かに打ち込み達成感を得る・・・多趣味を持つ人はそれなりに充実した一日を送れるかもしれない。しかし、今日の恭也の打ち込む『剣』と『盆栽』の道は断たれており他に打ち込むものがないのである。しかたなしに縁側でボーっとしている。



「以前、美由希に『他の趣味も見つけなよ〜』と言ってたな・・一理あるかもしれんが・・今さらな・・」

「お師匠、日向ぼっこですか?」

レンが洗濯物を抱えながら歩いてくる結構な量だな・・・

俺はレンの隣に並び洗濯物を干すのを手伝った。

「あ・・助かります♪」

「いや・・気にするな」

「今日もお天気に恵まれてよかったです」

「うむ・・しかし、こういう日はすごく眠くなる」

「はあ〜そう言われるとごろ寝がしたくなります〜」

しばらく、レンと他愛のない会話をしながら洗濯物を済ませるその後、レンとなのはと俺で縁側でお菓子とお茶を揃えてのほほんとしていたそんな中で・・・

「なるほど新しい趣味ですか・・」

「お兄ちゃんの場合だと・・・何があるんだろう・・・」

今日の俺にやることがない事を話してみたところ趣味の話しになった


「お兄ちゃん、何かしてみたいことある?」

「・・・思いつかない」

「料理はどないです?」

「・・・特別にしたいとは思わない」

「それじゃ・・男の子らしくスポーツ!!サッカーとかバスケとか!!」

「・・・興味がない」

「それじゃ〜男のロマンとも言えるMGプラモデル!!」

「・・・却下だ」

即答なわがまま恭也にあっさりと行き詰まった。しかし、こういうのは考えてもでてこないものなんだよな。

「どうやら、うちらだけでは解決できない問題ですな・・・」

「まあ、趣味を見つけるにはきっかけが必要だからな考えてもしかたないかもしれない」

「それもそうだね・・・」

「じっとしていてもしかたない・・ちょっと散歩してくる」俺は立ち上がる。

「あっ!なのはも行く!久遠ちゃんに会いたいし!」

そういうとなのはは自分の部屋へでかける用意をしに行った。

「散歩に行くついでに何か必要なもの買って来るが・・・あるか?」

「ほんまですか?それじゃ・・ちょいとメモってきます〜」

台所へレンは行った。レンの書いたメモを受け取り、なのはと出かける事になった。

「さて、八束神社から行くか・・・」

「いいの?」

「ああ、特に行きたい場所は考えていないからな」




八束神社 境内





俺となのはは八束神社に着くと那美さんが神社の境内掃除をしているところだった。

「ああ、恭也さん・・なのはちゃん」

「こんにちは」

「こんにちは〜、久遠ちゃんと遊びにきました」

「いつもありがとうね〜・・久遠―!久遠―!」

那美さんが久遠を呼ぶと神社の裏から久遠が出てきたなのはが来ていることに気づくと走り出してきた。

なのはもトコトコと歩き出し飛び込んでくる久遠を受け止めて頬をスリスリする。

その愛らしい姿がなんとも・・・・

「久遠ちゃん〜、ひさしぶり!」

「くう〜ん♪」

あいかわらず仲が良いな。


「恭也さんも久遠に会いに来てくれたんですか〜?」

「いえ、今日は何もすることがないので・・偶々、なのはと散歩する事になったので」

「ああ、そうなんですか」

那美さんの掃除は終わり神社の縁側に腰を下ろす俺も立っているのをやめて那美さんの隣に座る。

「久遠もひさしぶりになのはちゃんと会えてうれしそうです」

「そうですね・・あんなにはしゃいでるし」

ここしばらく、那美さんは月守台の山のふもと近くにある神社のお手伝いに行っていたのである。

「向こうの神社で何を手伝っていたんですか?」

「え〜とですね・・結婚式のお手伝いですね・・・」

「?・・神社でですか?」

「そうです、あそこの神社はわりとメジャーな神社でよく芸能人の人もお参りにくるんですよ〜」

「けっこう、大きい神社ですか」

「はい〜それでですね・・私がお手伝いに行った時は4組のご結婚が入っていましてたいへんだったんですよ、結婚式をするのはたいてい親戚が多い方達なのでお食事の用意とかそれはもう・・・」

「お疲れ様です・・」

「最後なんて忙しさと疲れでナチュラルハイになってしまいました〜」

那美さんのナチュラルハイってどんな感じなんだろう・・・・・

「まあ、それでも行ってよかったのはお嫁さんの着物とドレスを両方見れたことですね・・・やっぱり、良いですね・・憧れですね・・ロマンですね・・萌えますね・・」←―後遺症が残ってる?

も・・・萌え・・?


「それと、気になることがあったんですが・・神社から少し離れた所にゴルフ場があったんですけどね、随分前からなくなったみたいなんです多少は広い土地ですから今度は何ができるのかなと思って見に行ったんです」

「何かできてましたか?」

「はあ・・建物はできていたんですが、何の建物だかわからなくて、表札を見たら・・何とか何とか何とかと書いてありました」

いや、わかりません・・・

「思い出しました!!」

はやっ!

「確か・・『特車二課 第7小隊 部署』と書いてありました・・恭也さん分かります?」

「どこかで聞いたことがあるようなないような・・・」






多摩レイバー隊員訓練学校 宿直室

 

 

・・・彼は夢を見ていた第2小隊にいた頃の最後の任務・・・

2002年に起きた事件・・

その首謀者によって持たされたのか否かわからないが、レイバー産業大手会社 篠原重工八王子工場に陸上自衛隊に使用されているレイバーAL-97B ハンニバルが侵入してきた。

当時・・彼はそこにいた・・・というより待機命令をされていた彼はこれを撃退するつもりでいたが、パトレイバーイングラム3号機はだれかに使用されていたため困り果てていた。

慌しくなっている工場内・・・工場の警備レイバーが出って行ったが相手は軍用レイバーである・・・結果は目に見えている



・・・どうする・・・



持っている起動ディスクを握る・・・・悔しさに任せて起動ディスクを壊しかねない握力はすぐに緩んだ。

3番最終ラインの稼動ロールボタンが点滅していた。

このラインはイングラム3号機があったライン・・・・3号機は隊長達が持っていたはず・・・

彼はボタンの前に立った。

いったい、何があるんだ・・・あったとしても俺の起動ディスクが使えるのか・・・迷いながらもボタンを押した。




ゴッドォ・・ウィィィン



暗闇の中から出てくるレイバー・・・まだ、全体は見えないがグランプリホワイトの機体であることが分かる。

白いレイバー・・パト・・レイバー・・?

・・・パトレイバーAV-0 PEACE MAKER・・

イングラムを越える機体として設計されたものだが、この機体はもうテスト機としてか使用されていないはず・・・

彼はピースメーカーのコックピットに乗り、起動ディスクを差し込んだ!
ディスプレイ、計器類に光が宿る・・!

工場内は更にどよめいている!

「だれだ!!動かしているのは!?」
「なぜ・・ゼロが!?」
「なんでパトライトが!?」
「なんだ!?この燃えるようなボルテージは!?」

工場内のどよめきはどうでもいい!!彼は目の前の犯罪に立ち向かうためにここにいるのだ!!
パトレイバーの象徴であるピースメーカーのパトライトが点滅!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


左右のコントロールスティックを握る!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


彼は確信した・・!!「よし・・これならいける・・!!」


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


「ピースメーカー・・・・出るぞ!!」

彼は一度でいいからこの出撃シーンの決めゼリフを言ってみたかったのだ!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


フットペダルに力を入れ!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


そして!!・・・彼は!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


布団から飛び起き!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!


やかましい目覚まし時計を!!


ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!

 

ぶん投げた!!

 

 

ブウゥン!!

風切り音とともに窓に向かってぶん投げる

ガシャ〜ン!!・・・・・クワン!!

 

・・・・・どさ・・・

「・・・・」

割れた窓ガラスに近づき投げた目覚しい時計を目で探す・・

・・・・・・訓練生が倒れて痙攣している・・・

「また、つまらんものを当ててしまったな・・・」←―反省の色なし

公費で買った目覚しい時計を壊し、あまつさえ当てた訓練生をつまらんものと称したこの男の名は如月雅喜・・・この訓練学校の教官補佐であるが、それは昨日までの話しである。


もう目が覚めて今日のするべきことを思い出した、この服を着たのいつ頃だろうか・・・懐かしい礼服に着替える。



校庭

「という訳だからして・・!射撃は先手必勝!!一撃必殺!!迷う暇があったら遠慮なくぶっ放せ!!」

かれこれ15時間は熱く語っているこの男はここの教官、太田功であるこの人も昨日の17:00までは教官であったが、『今までの総まとめとこれからの訓練』を開き今に至っている。

聞いている訓練生達は今にも倒れそうな勢いでフラフラしている。

「こらああ!!何をフラフラしとるか貴様ああ!!グラウンド5周!!」

この繰り返しでいつまで経っても終わらないのである。

「大体だな!貴様らそんなんだからいつまで経っても半人前なんだ!!忍耐というものがなっとらん!!」

正直、15時間もつっ立って聞いている訓練生に拍手してもいいと思う。

「俺が現場にいた時は!!やれ無駄飯食らいだの、やれはみだしモノ、税金ドロボーだの好き放題に言われてもだな!!俺は・・!!」

好き放題にリボルバーカノン(パトレイバー用の拳銃)をぶっ放していたので口ごもる。

そんなところに思わぬ助け舟が・・・

「・・太田さん」

すでに朝食を終えた如月がスッと腕時計を見せる。

「・・なんだ?もう朝の訓練開始時間か?」

「そうです」

いっきに罵声と悲鳴が殺到

哀れ訓練生・・お前達に未来も希望もない!!

「というのは冗談で・・別の用件です」

「何かあったかあ?」

ため息をつく如月。

「・・・・辞令新設された第7小隊の」

「・・・・・・という訳だからより一層の訓練を励むように!!解散・・!!」

やっと解放されてその場で尽き果てる訓練生達。

「なんでもっと早く言わん!!」

「先に車を出しときますんで、校舎まで駆け足」ピッと校舎を指す

「!?・・言われんでもわかっとる!命令するな!!」

爆煙をあげながら校舎に向かう太田。

 

 

 

多摩区 小台 警察女子寮

 

「・・・よっしゃ!」

時を同じくしてここにも礼服を身に包んでいる女性が一人いた。

部屋の中はまるで入居したてのようにきれいであるそれは今日で使わなくなるからである。

小型リュックに入れたものを確認し、出発の準備は完了したところに携帯電話が鳴る。

自分のものではないがそのまま放って置いてもしかたないので電話を取る。

液晶に出ている相手を確認する。

ニマッと笑い通話ボタンを押す。

 

もしもし〜!マイ・ダ〜リン〜、早く迎えに来て〜もうこれ以上待てへん〜

「・・・その背筋に悪寒がつっ走るような喋り方は『神田川 香奈実』か」

「あらま・・ばれてもうた?」

「だますならもっと他にしろ心臓と耳が悪くなる」←―何気にひどいぞこいつ

「あいかわらずやな〜如月さんうちこれでも女の子ですよ?」

「ところで携帯の主は?」

「・・・今ぁ、お風呂場に忘れモン取りに行ってます〜」

「そうか・・」

「それで何時ぐらいに来れます?」

「さあな、太田さん次第によるな・・なにせさっきまで辞令の事を忘れて訓練生に説教していたからな」

 

「あはは、さすがや!やっぱ男は大海原のような大胆でなくては!」

「あの人の場合は悪いとこも含めてだからな・・この先、退屈はなさそうだ」

「そうですな・・ところで如月さんは荷物はどないしました?」

「家具や電気機器類は引っ越し屋に預けた後はスポバックで持って行く」

「?・・引っ越し屋に預けた?」

「俺と恋人は近くのマンションに住む部署内の寮などまっぴらごめんだ」

「そうですな〜あんな事やこんな事できませんからな〜」

「当たり前だ(きっぱり)」

 

「はあ〜・・で他の人達も今日来るんですよね」

「そうらしいな」

「確か・・もう一人の隊員と隊長さんと・・」

「・・・整備長だ」

「そうそう!・・・どないな人達か聞いてます?」

「知らん」

「さようですか・・うちとしては・・・あっ!戻ってきました〜・・みどり先輩〜」

「香奈実ちゃん・・だれと話してるの?」

「先輩の大好きな人ですよ〜」

携帯電話を持ち主に返す香奈実

「ああ、雅喜君〜もう準備できてるよそっちは?」

「後は太田さんだけだ・・・」

「あはは、太田さんと会うのはひさしぶりだな〜」

「あの人は相変わらずさ」

「今回はあの人を止める人材が一人でもいてくれれば助かるね〜」

「もしもの時はみどりが奴にマッスル・スパークをかけてくれ・・」

「や、やだな〜もうしないってば〜」

「あれはまさしく『let`s go to Hell』だ」

「そ、それ以上言うと48○殺人技の封印解いちゃうぞ!」

「・・・・ごめんなさい、反省」

「それにしても今回は雅喜君といっしょでよかったまた、コンビ組めればいいな〜」

「まあ、組めなくても部屋はいっしょだからな俺はそっちもうれしい」

「そうだね〜、本当によかった」

「・・・やっと太田さんが来た、30分ちょい待っててくれ」

「うん、わかったそれじゃ・・・」

ピッ・・・

携帯電話を切るみどり。

「30分だって、それまで下で寛いでようか」

「そうですなお菓子買ってお茶飲んで待ちまひょ!」

 

 

降宮市根岸検察庁

 

「たかが、話し合いでなんでここまで来なきゃいけないんだ?」

海鳴駅から約40分かけての根岸検察庁・・・


ここである会議が始まっていた。


会議は警備部警護課のレイバーに関する会議であった、リスティは警備部の民間協力者であるHGS能力を持つ彼女は特殊警備隊、特殊捜査班、爆発物処理班、特集急襲部隊などいたるところに協力し、好戦果、好成績を挙げている。

日本では今だにHGS能力を公務に導入するべきか否かは決められていないがリスティの現場活躍は確かなものである事は否定できない事実、今では特殊任務の現場指揮を任せられており、こうした会議もまた参加すること事体がリスティを高く評価しているのである。

「今回の会議はここのレイバー導入についての会議である・・・といってもレイバー犯罪に関しては新設される特車二課・第7小隊が受け持つ事になっているが、大規模な被害、また犯罪が予想されこれが第7小隊では抑えきれないと判断された場合についての会議である」

つまり、第7小隊の働き次第で警備部のいずれかの部隊が出動しなければならない。もちろん、レイバー犯罪阻止という任務であるから特殊部隊が予想される。

「ついでにレイバー犯罪だけではなく、人命救助も含めてである」

愛・・、もしかすると忙しくなりそうだよ・・・特車二課の連中って良い小隊は良いけど、

悪い小隊はとことん問題がありまくりみたいだから・・・と心でつぶやくリスティ

そして、約一時間の会議が続いた。

 

 

お国の玄関・成田空港

 

 

 

 

「うほほぉぉい!!ひさしぶりの日本だあ〜」

N・Y発の飛行機から降りた日本人が一人・・・御榊真也であった。

「帰ってきたんだなあ〜・・・」

ひさしぶりの祖国に感動していた彼は・・・・・

「に・・日本が・・日本人がいっぱいいる・・・に・に・日本語が日本語がいっぱい喋っている!」

キ○○イ化していた。

 

 

「おいおい・・真也、そこまで精神崩壊しなくてもいいんじゃないか?」とだれかが声をかけた

 

「どなた?・・・・・・あ!?」

真也の前にはよく知っている人物が立っていた

「・・・!!お前なにやってんだこんな所で〜!?」

親友の再会に喜びを隠せない真也

「お前を迎えに来たんだよ!」

互いに歩み寄りマジマジと見る雄

「・・お前、少し髪伸びたな中々、いいんじゃないか?」

「そう?あっちの仲間達に伸ばしとけと言われてさ正解みたいだなあ〜」

「へえ・・しかし、随分と頑張ってたみたいだな振り返ってみて感想は?」

「うむぅぅ・・色々たいへんだったけど、楽しい事もあったし、みんな優しかった・・かな」

「そうか・・、よく帰ってきたな真也!!」

「おっす!ただいま戻りました〜♪」

「今度は同じ所でお勤めだぜ!楽しくなりそうだな!」

「そ・・そうなのか?」

「ははは!・・そうだ、あんまし時間なかった!!」

「?」

「急げ!!辞令が降りるぞ!!」

「・・ええ!!もうか!!」

「そうだ!!」

「・・・だったらもっと前もって言ってほしいよな・・俺の礼服はどうするんだ?」

「心配すんな!抜かりはない!すでに俺のといっしょに持って来てある!!」

「な・・なんだか手回しいいな・・・」

「うるさい!!ゴチャゴチャ言うな!!・・ほれっ!!いくぞ!!さすがに初日で遅刻なんてやだろ!?」

「あの〜昼飯・・・昨日の夜はなんも食ってない・・・」

「んなもんは後だ!!」

 

二人の男は空港のタクシーへと走り出した。

 

 

降宮市根岸検察庁

 

「あ〜、終わっだあ〜」

会議が終わり、喫煙場のソファに横たえるリスティ。

「結局、予想される犯罪の規模を想定しての配置決めか・・・考えるに越した事はないけど、

それだけじゃあな〜考える事と同時にその場の臨機応変・・・現場ではそれが常識・・・

「やっぱり、彼ら次第か・・・・・それにしても・・・・・」

 

 

 

 

(事の次第によってはその現場でのバックアップではなく、総指揮が必要かもしれんからそのつもりで)

 

 

 

「やれやれ、レイバー犯罪か・・」

会議中にもらった資料をパラパラとめくる

 

・・・レイバー強奪、レイバーによる金品強奪、レイバー飲酒運転・・・

その他色々あるけど、一番たちが悪いのは・・・・・・

・・・・・レイバーテロ・・・・

 

・・テロ行為自体、被害規模が大きいそれがレイバーなんて化け物がここで暴れた日には・・・

考えただけでゾッとする・・・・・・

そうなればそれを抑えるパトレイバーもあんまり変わらないかもしれないな

 

タバコを銜え、火をつける。

「会議、お疲れ様です」

「・・?」声の主に顔を向けるリスティ

40歳位の女性が声をかけてきた

「初めまして私、交通管制課の高根と申します」

「あ、どうも民間協力者のリスティ・槙原です」

「ええ・・存じていますよ、リスティさんのご活躍の噂はこちらにも届いています、若い子達の間では『現場は男の仕事!女は交通か事務仕事!』なんて考えてる課長を黙らしてくれた救世主様!と親しまれてますよ♪近々、ファンクラブを設けるとか・・・」

「あはは・・それはまた・・・(能力者だって分かってるのかな)」

「そういえば、設けるといえばこの付近にも『あれ』が設けられましたね」

「あれと言うと・・?」

「ほら・・例の新設されるレイバー部隊の・・・」

「ああ・・特車二課の第7小隊・・」

「そうです!」

「彼らの働き次第によっては私も借り出される可能性があるんです」

フゥーとため息といっしょに煙を出すリスティ。

「そうなんですか?」

「ええ、特車二課の噂はかねがね・・・」

「今は配備されている特車隊のほとんどは訓練校から出たばかりの人達ですからね・・

まあ、何とか頑張ってほしいんですけど・・」

「私はその言葉に『第7小隊も』と付け加えますよ」

「やっぱり、気になります?」

「・・・・そうですね、気になるっちゃ気になります」

そもそも海鳴市付近はレイバー自体見た事がない、テレビで見た事はあるが実際に目にしたことがないのだ。

高根さんはしばらく考え、リスティに聞く

「リスティさんこの後の予定はありますか?」

「?・・昼飯を食った後は特になにも」

「今日、南下浦の篠原研究所にですね、とあるレイバーとキャリアーの所在登録用紙を受け取りに行くんです」

「南下浦といえば・・海鳴と矢後の間の・・」

「ええ、そのレイバーというのが・・第7小隊が使用するパトレイバーなんです」

「へえ・・、あ・・話が見えてきた・・」

高根さんはクスリと笑い、

「ええ、そうです・・興味がおありでしたらいっしょにどうですか第7小隊のパトレイバーの性能と特性

は今後の対策に関しての材料なると思いますけど?」

「・・まあ、確かに・・、視察することも仕事の内ですからねぇ・・ご同行します」

電車代も浮くしと心の中でつぶやくリスティ

「はあ・・よかった・・、一人だと心細かったんですよ・・なにせ研究所なんて初めてですから・・・」

「まあ、単なる用紙受け取りですから気楽に行きましょ、ついでに昼飯どうです?」

リスティは立ち上がり、高根さんといっしょに歩き出す。

とりあえず、昼ご飯を済ますために食堂に向かった。

 

 

 

神奈川県警 駐車場

 

 

駐車場にタクシー・・・らしき車が入ってくる最近のタクシーもスモークガラスにしているのかと思いきや車内に黒煙が充満していたのだったおまけに変曲したボンネットの隙間から液体やら煙やら噴出していたそんな状態なのにハザードを出しながらご丁寧にバックで駐車するのは豆腐屋の走り屋もびっくりものである。

ガチャリとドアが開きチリチリパーマー気味の二人の男が出てくる。

「・・・まあ、余裕だったな・・・ケホッ・・」

腕を組み満足そうに微笑む。

「ゲホ!・・ケホホッ・・・ターケーシ!!ジャ●アンの母ちゃん風に

「ん?・・どうした、真也?」

「なんなんだ !?あれは!?」

「あれってなんだっけ?」

「お前がタクシーに取り付けた怪しげなフルコンだ!!」

フルコン・・簡単に言うと車に取り付けてあるコンピーター

「あれか・・・あれは・・なんというべきか・・・、まあ、遭えて例えるなら・・・どっかの紫色の人型決戦兵器が使徒を食って美食に目覚め、食いしん坊バンザイという・・・・」

 

空港のタクシーを拾い大急ぎここまで駆けつけた二人だが、途中でタクシーがノッキングを起こしエンジンストップしてしまう。パトレイバー整備班である早乙女 雄は『この俺が見よう』という威厳でタクシーから下りる。しばらくエンジンルームを眺め『これならだいじょうび』と意味不明な発言をし助手席の足元のパネルを開きカバンから『例のブツ』をはめこむ。するとタクシーが『おはよう、マイケル』と喋りだし、タクシーの運ちゃんをイスごと強制射出・・・その後、マッハを越えるスピードの如くそのまま警視庁に一直線・・破壊的に限界を超えたタクシーは今さっき他界し・・現在にいたる。

 

「さあ、あんまり哀しんでる時じゃあないぞ!俺達には時間がないからな!」

「お前・・今さっき余裕って言ってなかった?」

「まあ、過ぎた事だ・・気にするな!」トランクから荷物を取り出す早乙女 雄

「あのな〜、アンナモノを見せられると気にしちまうじゃないか・・タクシーの人は無事かな・・」

「・・・だいじょぶだ、やつは強い男だ・・必ず戻ってくる。」

「いったいどっから出て来るんだその根拠は・・しかもそんな真顔で静かにうなずかれても・・」

「ったく、こだわるなお前さんも・・いいか!あれはだな!・・」

 

説明する時にもう一台の車が入ってきた。勢いよくバックし一回で駐車した腕は中々である。

ペンキ塗りをしていた人達の支え台にゴツン!とぶつかり転落しかかるおっちゃん達を除いては・・・・

「ほう・・やるな・・( ̄ー ̄)」ニヤリと感心する雄

「一回でバックしたことか、それとも・・支え台に当てた事か?」

「どっちもだ」

「言うと思った・・・」

 

車から二人の男女が出てきた4人とも礼服を着ている。

 

「ふぃ〜着いた着いた」

「なんとか間に合ったね〜」

「ペンキ塗りのおっちゃん達はなんとか大丈夫みたいですな〜」

「全て計算通りだ」

「あの時、太田さんが『もう一軒、飯食おうや』なんて言わなければもう少し早く着いてたかも」

「うるさい!『武士は食わねど高楊枝』って言うだろうが!」

「全然、意味わかってないでしょ・・あんた」

「ブーブー言いながらちゃっかり食ってたうち達もしゃーないっちゃしゃーないんですが、なはははぁ!」

「しかし、狭かったな・・、如月!もっと大きい車を買え!」

「そうですな、もっと広い車だったらみどり先輩が太田さんを締め上げて無理やりトランクに詰め込む事もなかったんですが」

「!?・・いきなり意識を失ったと思ったが・・空谷ぃぃぃ!!貴様あああ!!

「み・・未遂で終わっているから安心してください、太田さん」

そういう問題ではないと思う。

「そうです!ちゃんとうちが止めました!」

「その後、『萌えない●ミに捨てちまえ!』と言い出したのはお前だったな」

この4人が如月雅喜、太田功、空谷みどり、神田川香奈実である。

なんとも明るく元気で破壊的なオーラがそこにあった。

「む!!」

2つの気を感じ取った香奈実は真也と雄に方向転換する。

「なんや・・おんどれら・・見せモンちゃうぞ」←―ヤクザかこいつは

「見物やない・・お前らの面倒を見るモンや」なぜか、関西弁の雄

これが第7小隊隊員達の出会いであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★コメント★

ども!Los5です!

毎度どこどう区切ったらいいかわからないのでまた長ったらしくなってしまいました(@◇@)

自分が考えた第7小隊の子達はほぼ半分がとんでもない事を平然とこなす問題児ばっかりなので

どうやったら海鳴市民と仲良くなれるか・・・自分もわかんないっす!

今その序章を書いていますが長くなりそうです(汗

よかったらご意見ご感想ください〜



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